初めてのケンカ
ことの始まりは、陣地取り。
我が家には、ネコのベッド代わりにしている籐のカゴが2つあって、両方ともオイル・ヒーターの目の前に置いてある。
そのうちの一つは体を横向きにして寝れるので、ヒーターで体が温まってくると思いっきり足を伸ばして寝れる「ネコ天国ベッド」。
もう一つの方は、ヒーターに対して縦向きにしか置けず、ヒーターの熱の恩恵を受けるのが半減の「ハーフ・アバンダンス(?)・ベッド」。
ゴンが居た頃はそれでも、ピカとゴンとで縦向きにくっついて寝ていたから調度よく、ヒーターの熱が体全体に当らなくても問題ナシであった。
ところが、ピカ一人で寝なくてはならなくなると、一人では体が温まりきれず、どう考えてももう一つの横型の方が心地よく眠れる。
元々は、縦型にピカ・ゴンのコンビが寝ていたわけだから、もう一つの横型はサルサのベッドということに自然となっていた。
が、毛が薄くて寒がりのピカは、縦型では寒くて我慢できず、サルサの目を盗んでは横型に忍び込んで寝ていた。
サルサも、ピカがいるものだから遠慮してヒーターの反対側に周って暖をとっているけど、この遠慮も遠慮深い性格に変わったからなわけでなく、ネコ的ルールとして「先取りされたら、ちょっと譲る」みたいなところがあって、それで自分が戻るチャンスを狙っている感じ。
でも、やっぱりしばらくすると
「ア、タ、シのベッドなんだからねっ!」
と、寝ているピカにヌ〜ッと近寄って行く。
するとピカは「きゃっ、やばいっ」って、そそくさと逃げ出してしまい、サルサは自分のベッドを剥奪できて大満足〜〜〜。
ということが何度か昨年末から続いていたのだが、昨日とうとうピカが切れた!
まあ、サルサの居場所なのだからピカが切れるのもどう?なのだけど、今までで
「シャ〜〜〜ッ」
ってやったことがほんの数回しかない大人しいピカが、
「ふがっ〜〜〜、ぶぎゃ〜〜〜〜〜っ」
ってすごい勢いでサルサを威嚇。
女子同士のケンカはあんまり見た目もよろしくないので、
「ほらっ、やめなさい!」
ってすぐにブレイクさせたけどね〜。
いや〜、ピカンテったら、ゴンがいなくなってから主張はし始めていたけど。
現在のところも、相変わらずピカがサルサのベッドで寝ていて、サルサはというとキャットタワーの一番上で伸びています。
幸せな時間が長く続くといいね〜。
写真は、陽だまりで寝ていたサルサの足。