トラチャン、シマチャンへ

Tianの引越しの時のお話なので、少し前のことなのですが・・・。


トラ店長と小姐店員の面倒は、私の他に2人のネコ世話人の素敵な


レディーと担当していました。彼女達はもう10年も前からTian界隈


のネコたちの世話をしていたらしい!





その内のお一人のSさん宅に小姐は引き取られ、Tianにはトラ店長が


やってきたわけです。もう一方の世話人は、最近ずっと体調が優れずに


いらっしゃったのですが、自分のことを置いてもトラたちの世話をしに


住まいから離れた元町まで来てくれていました。





トラたちの引き取りの朗報を伝えた2,3日後の引越し直前の日、店に着くと


大きな紙袋がシャッターの前に置いてあるのを発見!


「一体ナニゴト?」と中を覗くと、トラたちの大好きな缶詰がたくさんと、


ネコの絵の便箋に書かれたトラたちへの手書きの手紙が入っていました。






そのお手紙がトラたちへの優しさに溢れていて、とっても素敵なので、


ご紹介させていただくことに。


『 トラチャン、シマチャン(小姐のこと)、お別れですね。


そして、あなた方は寒さと空腹とのお別れです。これからは、お二人


(私とSさん)の言うことをよく聞いてよい子で可愛がってもらって


ください。


シマチャンは人見知りで怖がりやさんですから、絶対に絶対に外に逃げ


出したりしないように。知らない場所にはたくさん怖いことがあるので、


逃げ出したら生きていけません。どうぞ、気をつけてください。




トラチャンは、近所の洗濯やのおばさんも「この子は頭が良くて本当に可愛


いけど、近所の手前何もしてやれないのよ。一番いい子なのよ」と言ってま


した。新しい住まいにもすぐ慣れると思います。





トラチャンもシマチャンもフトメちゃん(2匹のママ、大姐のこと)の分も長生き


して幸せに暮らしてください。きっとお店の前を通る度に「元気かな?」と探


してしまうと思います。あまりお役に立てませんでしたけど、あなた方もこと


もフトメちゃんのことも、ずっと忘れないと思います。元気で温かい冬を過ご


して下さい。』