サルサとの出会い・つづき

three-gremlins2004-12-09

拾ってきたのは良いものの、サルサの巨大な黒いメヤニで半分閉じている目は、上まぶたが真っ直ぐ一直線で、どっからみても顔が怒っているように見えるのがおかしい。そんな顔なのに、目が合うとすぐに寄ってきて、「アタシネ〜、か〜わいいでしょ〜?」と、まあ今よりはかなり控えめだが、スリスリしてくる。
1週間は待って、もっと家と私に慣れてきたころに、この巨大メヤニを取ることに。「サルサはね、メヤニを取ったら可愛いお顔になるんだよ」とその1週間毎日言い聞かせ、私もどんな可愛い顔に変身するかと、わくわくv

「サ〜ルサ〜」と猫なで声そのものでサルサを呼び、一直線まなこ脱出作戦に移る。何も知らずに近づいてきた奴を捕まえ、用意していた濡れタオルでバタバタいやがるのを押さえ一揆にクリーン!

あれっ・・・?あれれっ?目やに取ったのに、目が一直線のまま・・・・。

そうっ!実はメヤニの重さで目がつぶれていたわけでなく、何があったか知る術もないけれど、耳に火傷を負うようなめにあったり、迷い猫でしばらくの間外での暮らしを続けていたせいで、どうやら目つきが本当に悪くなっていたみたいだ。・・・サルササルサなりに辛い目にあっていたらしい。

目の上が黒くなくなっただけで相変わらず怒った顔のまま、本人はいたってそんなこと気にせず、というか気づくわけもなく、郵便局のおじさんにも、佐川のおにーさんにも、保険のおばさんにも「ア、アタシ、サルサなの〜、とーっても可愛いでしょ〜?」と愛想振りまき挨拶するサルサであった・・・・。