し、しまった〜っ!

three-gremlins2005-04-20

春を感じてベランダに出たがるのは@oku@ちゃんの太郎だけではなかった。グレムリンズたちも、ご主人様たちが洗濯物を表に干したり、植木に水をやる回数が増えて、ベランダへのガラス扉が開く回数も多くなり、ウキウキvv
扉が開くそのたびに「それっ〜!!」といわんばかりの勢いで3匹で突進して出て行く。

お日様が当たっているうちは、ポカポカしてコンクリートの上で手足をニョニョ〜ンと思い切り伸ばして寝ていられる。いつまで経っても部屋に戻らないから、「花粉が入るから閉めるよ」と言われて扉を閉められようがかまわない。

「だって気持ちいいんだも〜ん」

でも、さすがに日が陰ってきたら、まだまだ温度は低いので我慢できず「すみませ〜ん、もう寒いんで入れてください・・・」といった顔で待っている。ところが、ご主人様たちはグレムリンズが外にいるのをすっかり忘れ、出かける時までずっと奴らがいないのに気がつかず入れてもらえなかったりする。

「しまったぁ〜・・・!」
と思いつつ、気がついてくれるのをひたすら待つグレムリンズなのだ。

つい先日、窓をうっかり開けっぱなしにしたまま、かかってきた電話に応対していた。電話が終わってグレムリンズの点呼をすると、サルサだけいない・・・。 
窓の開いていた部屋に行くと、そこから飛び出てお隣のベランダに遊びに行っていた。ベランダにいるだけなら放っておくが、そこから屋根伝いに脱走されると面倒なことになるので、奴がそれに気づく前に呼び戻さないと!

サルサァ〜」「サルサッ!」「サルサ〜ン」
いろんな呼び方で気を引いても、知り尽くした家の中と違う世界へ出れた幸せに、床や壁にもだえて体をすりつけて喜んでいるだけで、一向に帰って来ようとしない。
お隣は去年初夏に不幸があってから誰も住んでいないので、ベランダはホコリとチリでいっぱい。そこでもだえているのだから、体中ほこりだらけ。
お風呂場にネコ用シャンプーとネコ用タオルを用意し、窓に戻りサルサに向かってネコ缶詰をチラつかせ、「ごはん、ごはん、おいしいごはんにしましょうね!」と気を引き、缶詰をシュパッと開ける音を聞かせると、「わーい、ご飯ニャン」と、なんとか無事ご帰還。
帰還したところを捕まえて、奴がわけのわからないまま即シャンプーへ。お風呂場のドアーがバタン!と閉められ、シャワーからお湯が吹き出ると、そこで初めてご飯でないことに気づくサルサ
だが時は遅し。

「しまったぁ〜、だまされたニャン、助けて〜!」

だけどシャンプーしたら毛もフワフワで、本人(本猫?)も気持ち良さそう。
そうだ!このさいだからピカちゃんもだいぶホコリっぽくなってきたしと、その翌日はピカちゃんもシャンプー。
「ビャア〜、ビャア〜ッ!」 

思いもしなかったシャンプーに、ピカちゃんはこれでもかっていわんばかりの大声で助けを求める。
保護者ゴンちゃんはもちろん、昨日同じ目にあったサルサまで心配してお風呂場のドアのところでオロオロしているのが見える。

そしてしばらくすると洗い終わって、ドアを開けてタオルドライしようとしたら、ゴンちゃんいつもと様子が違うことに気づいた。
いつもなら心配して、「どうしたんだいBaby, だいじょうぶかい?」とペロペロするくせに、何かに気づきあせっている様子。

「昨日がサルサで、今日がピカってことは・・・・明日は僕じゃん!!・・・しまったぁ〜!」

ふふふ。ゴンちゃん危うし。

(written by @オーナー@)