気遣いゴンちゃん
我が家には、ご存知の通り3匹のグレムリンズが棲息している。
3匹もいると、どうしても一つのものを分け合わなければならない場合もでてくるというもの。
その一つが、トイレ。
家はそんなに広くないので、2人の人間とグレムリンズでいっぱい、いっぱいなので、トイレもひとつだけしか置いていない。
きっと、
「My トイレがほしいにゃ〜」
と、いつも思っているかもしれない。
そして、もう一つみんなでシェアーしているものが、水。
つまり、水の入れてある入れ物もひとつしか置いていない。
だから、同時にのどが渇いたグレムリンズが複数いる時は、順番待ちとなる。
それが、この写真。
「ゴンちゃんが飲んでいるのを おとなしく終わるまでサルサが待つの図。」
遊びに来た友人は、並んでいるグレムリンズを見て、そのお行儀の良さに感銘していたものだ。
毎朝たっぷりの量を汲んで置いておくと、だいたい次の日の朝になっても、1/3くらい残っていることが多い。
が、たまに夜のうちに沢山飲んでしまい、朝になると水がなくなっているのに私が気がつかないこともある。
先日の朝、最初に水を飲みに行ったのがゴンちゃん。
それを見て、
「あっ、私も飲みたいのよ〜。」
とすぐに後を追って飲みに来たサルサ。普段ならすれ違い座間に、ネコパンチを意味もなく繰り出すサルサなのに、こういう時はなぜ我慢して待っている。
そうしたら、ゴンちゃんなんだかいつもより早めに飲むのをやめて、サルサに
「ほら、飲みなよ・・・」
とでも言っているような表情で譲るではないか!
特にサルサから 「早くしなさいよ〜!」というブリザード・オーラも出ていなかったし、ネコパンチも出ていなかった。
サルサは、のどが渇いていたのか、いつもと同じくらい時間をかけて、いつもと同じ位の量を飲んで大満足。
「なんで、ゴンちゃん急に譲ったの????」
それがなぜだか、サルサが飲み終わった後の水入れを見てわかった。
もうそこには、数滴の水しか残っていなかった。
ということは、ゴンちゃんが飲みに来た時点で、もう水の量がかなり少なかったようで、もしゴンが自分が満足する量を飲んでしまったら、次のサルサの分がなくなるのがわかっていたかららしい。
もう〜、ゴンちゃんたら、本当にあんたっていい奴すぎるよ〜。
いつもそうやって、他の子や私のことも考えてくれているんだよね。
「ありがとう、ゴンちゃん!」
(written by @オーナー@)