どっちが好きなの?

three-gremlins2005-09-14

@オーナー@は、9月12日に、デンバー・ショーへ向かうべく、成田空港から旅立っていきました。
そして始まる・・・恐怖の(?)キャット・シッター。

「12日の夜8時前には、お家に入ってね」
と、@オーナー@に言われていたので、夕方に夕飯を作った後、さっそくお泊り準備。

すると・・・
「にゃー」

振り向くと、太郎。
「なに? 太郎?」
ご飯あげたでしょ?というが太郎は「にゃー」と私を呼ぶ。

こっち来て、という顔で呼ぶのでついていくと、太郎はリビングの床の上にペタン。
ナデナデしてほし〜の〜、というポーズ。
「・・・えーっと」
忙しいのですが、ワタクシ。
と、思うのだけれど、可愛い太郎の甘えっ子ポーズには勝てず、ナデナデ。

しばらくして、太郎から離れ、再びお泊り準備。
「にゃー」
「・・・あとでね」
「にゃー」
「忙しいんだよ」
「にゃぁぁぁぁ〜〜」
「・・・わかったよ」

しかたなく、リビングまで移動してナデナデ。
しばらくして私は自分の部屋に戻ると・・・
「にゃー」

・・・・それをしばらく繰り返し(苦笑)。

「にゃ〜にゃ〜にゃ〜」
どこかへ行く準備をしているのが、よーくわかっているらしい。
昼間、ずーっと一緒に遊んでいたのに、それでも駄々をこねている(月曜日は休み)。

「太郎、ウルサイ」
と言って、太郎の顔を見ると、大きな目がウルウル(・・・に見えるのですよ、飼い主は)。
こっちだって、太郎とグレムリンズのどっちが好き?といわれれば、そりゃあ、自分の家の猫の方が可愛いから、ウルウルされた顔を見てしまうと、困ってしまう。

「ごめんよ〜、太郎。ねーちゃんは、しばらく家出するんだよ〜」
「にゃ」
「側にいてv 」という顔をされて、思わずがっくり。
頼む、おかーさん、早く帰ってきてくれ・・・
と、願ったが、仕事に行っている母の帰りはいつもに増して遅い。イヤガラセだろうか?

もうダメ、太郎の相手していたら、家出なんてできない!と決意をようやくした私は、太郎をぽいっ、とリビングに置いてきて、自分の部屋に閉じこもることに。


・・・・しばらくして、家出(キャットシッター)準備完了!
と、部屋を出ると、お中元の箱にうずくまっている太郎を発見。

「太郎〜?」
恐る恐る声をかけたが、耳さえ動かさずに、プイッ。
怒っちゃたね・・・と思いながら、顔を見ると案の定・・・コワイ顔。

「どうせ、おヨソの猫の方が可愛いんでしょ!? フンッ!」
という目つきをされ、「違うよ、太郎が1番だよ」と言いたいところだが、結果として太郎を置いてくることには変わらないので、「ごめんよ」と頭をナデナデしてから、@オーナー@の家へ行きました。

ああ、太郎・・・ごめんよ〜〜!!

(written by @oku@)