私が1番っ!!

・・・・というタイトルを書くと「サルサのこと?」と思うかもしれませんが・・・いえ、もちろん、サルサなんですけれどね。
@オーナー@が12日(火)から、アメリカのデンバーショーへ石の仕入れのため、旅立っていきました。
HPにも書いてある通り、月末のIMAGEショーでのお披露目になりますから、石のお話はまた後々・・・・ということで。
例のごとく、毎度毎度の@oku@が猫当番(キャットシッター)です。家族には「私、これから家出してくるから」で通じてしまう猫当番・・・。
猫・・・もといグレムリンズも、相手が私なので、もはや「またか」という表情。
グレムリンズも私も「しばらく一緒に暮らすのか〜」という感じです。(馴れすぎて新鮮味のない関係)

さて。

この時期、サルサは持病の鼻炎が悪化します。季節の変わり目ですからね、鼻水ズルズルです。2年前はこの鼻炎がひどくなって、サルサはダウン、入院しました。
今回はそうなる前にということで、@オーナー@は旅立つ前にサルサを病院へ連れて行き、お薬をいただいてきました。
ということで、当然@オーナー@から、「薬、飲みたがらないだろうけれど、飲ませてね♪」という伝言が。

@オーナー@だと、ガシッとつかんで口を開けさせて飲ませるという強硬手段も可能ですが、私がそんなことをしたら、ゴンザレスに「サルサをいじめている!!」と噛まれます。(涙)


なので。

まず食事のとき、サルサのお皿に一口分のエサ(猫缶)を盛り、細かく砕いた薬をエサと混ぜます。他の猫、ゴンザレスとピカンテには普通の量をお皿に盛って、みんないっせいにお食事。

そうすると、お腹を空かせたサルサは、お皿を舐めるように、エサを食べます。薬もエサも完全に空になってから、追加でエサをあげます。もし最初から普通の量でエサを与えてしまうと、途中で自分のお皿で食べていることに飽きてしまい、ゴンちゃんのエサを盗ろうとするのです。そうするとゴンちゃんが薬を食べちゃうでしょ?だから、最初のサルサのエサの量は少なく、一気に薬と一緒に食べさせるのです。

いつもそうやっているのですが・・・・ところが今回、

サルサが一口分の薬入りエサを食べ終わると、次にまたエサが盛られる、ということに気が付いたゴンザレスが「・・・・ずるい、サルサだけいっぱい食べている。おかわりをもらっている!」と思ったらしく、サルサが薬&エサを食べている途中なのに、割り込んで「そのエサ、俺が食べるよ。おかわりもらえるんだよな?」という風に近づこうとしてくるのです。

OH------! ゴン爺さん、違うのよ!サルサのエサの量もゴンちゃんのエサの量も一緒なのよ!!食べちゃ駄目ーーー!!
だいたい、サルサのエサも薬入りということで特製なのだけれど、ゴンザレスのも特製なのだ。ゴンザレスの場合は高齢で便秘がちなので、エサの他に、猫缶にたっぷり入っている汁と、グレープシードオイルを混ぜている。水分と油分を多めにして、便通を良くしようとしているのである。
だから、ゴンちゃんはまず、自分のエサを食べてほしいのだーーー!!(せめて、汁は全部飲んでくれ)

「ちょ、ちょっとゴン爺さん、自分のエサがあるでしょう!?」
「わしにはエサを食べさせてくれんのか〜〜! なんてひどい使用人じゃ・・・」(きっと、猫達にとっては私なんて、使用人以下なんだろうかと・・・)
「エサはそこにあるでしょう!? 自分のがっ!!」
「嫌じゃ〜、サルサのを食べさせろ〜。そっちの皿にはおかわりがあるんじゃよ」
「おかわりあっても、サルサのもゴン爺さんのも量は一緒なのよ!」
「わしはおかわりが欲しいんじゃ〜〜」

まるで「朝三暮四」の故事成語の世界だわ・・・(苦笑)。
・・・・・とまあ、そんな風に、ゴンザレスと私の熾烈な攻防戦があるのですよ・・・そして、この攻防戦が激しいときに限って、サルサが薬のかけらを残していたり。(涙)

ようは、かまってほしいんだな・・・・ゴンザレスも。
仕方がないので、ゴンザレスもサルサも「おかわり」形式をとることにした。
そーすっと、いつもより食事の時間がかかるなぁ・・・まあ、いいか(笑)。
ということで、今回は、サルサやゴンちゃんの食事風景を眺めつつ、「おかわり」を甲斐甲斐しく与えるはめになったのである・・・が、

ところで、ピカンテ。
彼女はどうしているのかというと。
食事は、いいのである。逆にゴンザレスとサルサのエサを食べる時間がかかればかかるほど、ゆっくりと食べることでできる。いつも途中でサルサに「アンタ、どきなさいよ!」とぶん殴られて、食事を奪われている彼女からすれば、それはいいのだろうが・・・・。

気が付くと、ピカンテがにらんでいるのである。
「ズルイ・・・サルサとゴンザレスにばっかかまっていて・・・アタシだけ一人ぼっち・・・」という表情。
ということで、昨晩から、わざと隠れて呼ばれたり探してもらったり、エサの皿を「こっちへもってこい」と態度で示した挙句に「このエサは嫌」と顔を背けたり、「なーーう、なーーーううう」と鳴き続けて後をくっついてきたり。あんまり鳴くから遊んでほしいのかな?ブラシをしてほしいのかな?と思って玩具やブラシを手に取るけれど、そうじゃなくって一緒にいてあれやこれやと世話を焼いてほしいらしいし。

あのねーーー、3匹いっぺんには相手できないのだよーーー?
と話すのだけれど、「私が1番!」だと思っているグレムリンズに何を言っても無駄なのは明白なのであった・・・
(written by @oku@)